最も多く使われているFX通貨はドル

世界的にみて、貿易の資金決済で最も多く使われているFX通貨はドルです。つまり、ドルは英語と同じようにグローバルスタンダード・・万国共通で通用する通貨なのです。

ドルがこのようにFXの基軸通貨として世界で認められているのには、ちゃんとしたワケがあります。

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1つは、米国が世界のGDP(国内総生産)の約2割を占める世界最大の経済大国であることです。

経済大国の通貨なら、その価値が急激に下がるおそれがあまりないので安心です。逆に、経済が脆弱な国の通貨を貿易に使ったら、景気後退などでその通貨の価値が下がって大損を被るかもしれません。

このため、企業の貿易の支払いや受け取りのかなりの部分にドルが使われているのです。

もう1つは、米国が世界最大の軍事大国であるということです。戦争やテロが起こっても、世界最強の軍事力を諦る米国ならダメージは少なく、そうそうドルの価値は下がらないだろうというわけです。